リッチな生活とは、どういう生活を想像するだろうか。
とにかく「高級」であるものを、惜しみなく好きなだけ経験でき、
「幸せそう」で、誰もが羨む生活。
そんなところだろう。
自分は幸せだ、自分は特別だと、私たちは周囲に承認させたがる。
たとえそれが叶ったとして、一時的に優越感に浸るだろう。
表面上では華やかで豪快に見えるかもしれない。
だが、やがて気づくだろう。
それは、自分が望んだ幸せではなく、他人が望んだ幸せであることに。
お金は命と比較されるくらい大切なものだと言われているが、
私たちは他人が望んだ幸せにお金を使っている。
他人が望んだ幸せのために、夜遅くまで残業し、休日もお金を稼ぐ。
家族との時間を犠牲にして。
気がつけば子供は巣立ち、
時間とお金を自分や家族のために使うことができていないことに気が付く。
(気が付かないこともある。)
お金の稼ぎ方については血眼になって必死に考えるのに、
お金の使い方に関してはあまりフォーカスされていない。
どんなに稼いでいても、なんでもかんでもお金で解決していては、
ただの支出王だ。
カモにされて一生を終える。
私の考えるリッチな生活はこれだ。
・自分の好きなものに惜しみなくお金を使うことができること。
・たとえ周りにとって良いものでも、好きでないものにはお金を使わないこと。
・不自由なく、我慢せずに生活できること。
好きな本や服、旅行には、惜しみなくお金を使う。
誰もが羨む高級車やブランド品は、
自分のニーズに合っていなければ、そこにお金をかけない。
寒さを我慢していれば体調を崩す。
光熱費が多少高くとも、暖房をケチることはない。
自分の好きなものにお金を沢山かけることができていて、
そうではないものに厳しく見極めができていれば、
あなたはすでにリッチな生活を送れている。
お金を払うことでネガティブな気持ちになっているのなら、
一刻も早く見直そう。
リッチかどうかは自分が評価することだ。お金は自分のために使おう。
トゥー・ビー・リッチ 経済的な不安がなくなる賢いお金の増やし方 / 原タイトル:I WILL TEACH YOU TO BE RICH 原著第2版の翻訳[本/雑誌] / ラミット・セティ/著 岩本正明/訳
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