そもそも、よい人生とはなんなのだろう。どうやって決めるのか。
お金持ちになること?多くの人から承認されること?
家庭を持ち、立派な家を建てること?
世間一般でいう、幸せのツールを私はそれほど持ち合わせていないが、
昔に比べるとかなりストレスフリーな生活になった。
逆に、持っている人に限って苦しんでいたりする。
私たちは、何を目指して生きていけば良いのか。
現時点で、私の人生の指針となる本から学んだことがある。
有名ではあるが、
【著】ロルフ・ドベリの「Think clearly」、第9章。
「否定神学」の思考法だ。
神が何かを言い表すことができないが、何でないかは明確にできる。
つまり、
よい人生が何かとは言えないが、よくない人生は明確にできる。
あなたにとってよくないことを避ければ、よい人生に近づけるのだ。
私の場合は、自分にとってよくないことが何なのかすらわかっていなかった。
結婚をしないのであれば、実家に居続けることが当然だと思っていた。
通勤時間が長いことも、仕事量と給料が見合っていないことも、
やむを得ないことだと思い込んでいた。
どう生きていって良いのかわからなくなった時、転職をして実家を出た。
その時から人生が良い方向に向かっているのを実感している。
いちいち行動を報告したり、制限しなくてよくなった。
通勤時間は短縮され、休日は十分にある。
それなりの仕事量で、給料はだいぶ上がった。
自由と時間とお金。
これらが少しずつ改善され、かなり心に余裕が出た。
誰かに何か言われても、大したことはないと思えるほどに。
もしあなたが、周りが羨むものを持っていなくても、
全く焦る必要はない。
あなたにとってよくないことがなければ、
すでによい人生なのだから。
自分にとってよくないことは避けよう
Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法 [ ロルフ・ドベリ ]
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