学生時代、将来の夢について無理矢理作文を書かされる。
学年が上がるごとに、進路について自分のことにように熱く語り合う大人達。
その度、やりたいことがなく困ったことがないだろうか。
私はつい最近やりたいことが見つかり、こうしてブログを始めたところだ。
本来、生物は強い遺伝子を残すために生きている。
食べ物探し、食事、睡眠。それ以外のことは何もない。
職業は人間が勝手に作ったもの。
やりたいことがないのは当然のことだ。
だが、人間として生まれてしまった以上、
何か社会に貢献できることがないかを見つけなくてはならない状況に迫られる。
中学、高校になれば、成績と人間性を比較される。
働いたことなんてないのだから、
どの職業がどう良いのかなんて1ミリもわかりはしないのに。
医者やら有名なスポーツ選手にさせようとする。
これでは拗らせた人間ばかりになってしまう。
私たちはどう生きていけば良いのか。
今思えば、
自分が自立するまでに導いてくれた人が少なかった。
何が得意で、何が不得意なのか。
不得意な部分を否定せず、むしろ一つの才能として教えてもらえれば、
より良い道に進めただろう。
私は今後、それをサポートする人間になりたいと思っている。
現時点では力不足のため、ここに考えを書き留めておく。
やりたいことがなくても、焦る必要は全くない。
やりたいことがないということは、己を知る期間ということだ。
それは人それぞれタイミングも長さも違う。
見つからないうちは、目の前のことに集中しよう。
私は、薬剤師になりたいとは思ったことがなかった。
薬に頼る必要のないくらい健康だったので、そこまで興味を持てなかった。
学生時代にやりたいことが見つからず泣いていた私に、
親が薬剤師という職業を提案してくれた。
資格取得後、とにかく闇雲に目の前のことをこなした。
多くの患者と接していて、ふと思ったのだ。
「随分風邪をひく人だ。食事、睡眠、運動ができていれば、こんなに繰り返さないのに。」
「そのブラック企業を辞めれば、うつ病の薬がこんなに増えることはないのに。」
薬ではないことで、改善できることがあるだろうと。
薬の説明をするより、
私の思考を伝えることの方がわくわくする気がしたのだ。
やりたいことを見つけるのは、社会人になってからでも遅くはない。
むしろ、お金や時間を自由に使える。
ぜひ自分がわくわくする道を選んでほしい。
やりたいことは焦ったり、悩んだりしていては見つからない。
旅行の予定を立てるように楽しみが見えてくる。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド [ 八木 仁平 ]
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